歯車比とは?
歯車比と聞いて、???という方も多いのではないでしょうか。
このサイトでも歯車比という言葉を何度か使用しています。

そこで今回は歯車比についてちょっとお話させていただきます^^
歯車比とは車軸とモーター軸、それぞれに付いてる歯車の歯数の比率で、モーター側を"1"とした時の値で表します。
 
自転車を思い出してください。(ギアのあるやつね) ギア1はペダルを軽くこぐだけですぐにある一定の速度まで加速出来ますね。しかし、一定の速度からはどんだけこいでも進まなくなります。ギア6はどうでしょうか。停止から加速する時はペダルが重くなかなか進みません。しかし、速度がつくとスピードにのることができます。


ちなみに
阪急神戸線の車両は85/16≒5.31
阪神9000系車両は97/16≒6.06
北神急行7000系車両は101/15≒6.73
JR西日本207系車両は99/14≒7.07
となります。
 車軸を一回転に対する値となります。
数値が高いほど加速設計のため207系が高加速向きです。
一方、阪急神戸線の車両は数値が低いので高速向きです。


数字だけ見せられてもあまりパッとしないかもしれません。

では、音を聞いてみたいと思います。

   
    阪急8000系        阪神9000系       北神7000系       JR西日本207系
  ギア比85/16 16タイプ    ギア比97/16 16タイプ    ギア比101/15 15タイプ     ギア比99/14 14タイプ 

                
↑画像をクリックすると各形式の音が聞けます↑



いかがでしょうか?? 違いがわかりましたか?音の雰囲気と響きが違うと思います。
違いがわかる方は音感がある人です。
違いがわからない・・・大丈夫です。意識して聞いているとそのうちわかるようになります。
それでもわからない方は↑の3タイプの音を毎日聞いてください。
ちなみに関西のVVVFでは14・15・16・17タイプがあります。
17タイプは大阪市営地下鉄66系です。


歯車比によって中速域のモーターの音程(音の雰囲気)が異なることが分かりましたね。
早く言えば ○/16←を見れば電車の中速域のモーターの音程がわかることになります。
個人的には14タイプが好きですね。なんとも言えない明るさと物悲しさの音で綺麗です。

簡単にまとめてみました。
何か感想・疑問等ありましたらブログか掲示板に書き込みください。



                   
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